アカペラ

2009年7月13日 読書
 山本 文緒(新潮社)


これ‥復帰作になるわけだけど
ん~微妙???
山本 文緒っぽくないっゆーか
独特のいじわるな感じ(毒っていうのかな)がいまひとつ‥かも。


『アカペラ』
 3作中いちばん好き。
 「たまこ」は山本 文緒作品にありがちな
 純粋でひねくれてるようなコ。
 そこが魅力的。
 最後はほんと切なかった‥
 「たまこ」が信じてたおじいちゃんの愛が
 本当は「たまこ」へではなかったという残酷な結末。
 それを「たまこ」は責めることもできなくて‥。


『ソリチュード』
 いい加減で逃げてばっかりのダメ男。
 それでいて純粋だから憎めない。
 里帰りの間の出会いと出来事で
 38歳にしてオトナに近づいた?


『ネロリ』
 ちょっと‥好きじゃない(笑) 
 なんてゆーか‥変になまなましい感じがして。
 ココアちゃんの健気さに救われる。

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